弁護士 川久保 皆実 オフィシャルサイト

川久保 皆実Minami Kawakubo

公式ブログ

学歴

2004年3月 茨城県立竹園高等学校卒業
2008年3月 東京大学法学部卒業
2010年3月 東京大学大学院法学政治学研究科(法科大学院)修了

職歴など

2010年~2013年 ITベンチャー 企画営業職
2013年9月 司法試験合格
2013年11月 最高裁判所司法研修所入所
2015年1月 鳥飼総合法律事務所入所

資格

  • 弁護士
  • 第一種衛生管理者
  • メンタルヘルス法務主任者

所属

  • 第二東京弁護士会 労働問題検討委員会幹事
  • 日本テレワーク学会
  • 日本テレワーク協会
    「ライフコース多様化とテレワーク」部会

趣味

  • 旅行(特に東南アジア方面)
  • ジムやスイミングで体を鍛えること
  • 人と会って話すこと

弁護士になるまでの道のり

中学生の頃に「法律家になりたい」という夢を抱き、法学部、法科大学院と、法律家への道をトントン拍子に進んでいった私ですが、大学院卒業後に受験した一度目の司法試験に失敗してから、パタッと法律の勉強が全く手に付かなくなってしまいました。
順風満帆の航海から、いきなり社会の荒波に放り出されたようなあの感覚は、今でも忘れられません。

数日間自宅でふさぎ込みましたが、「何も手に付かないなら、いっそ旅に出よう!」と思い立ち、勉強道具をすべて自宅に残し、石垣島・竹富島・西表島など、沖縄の離島を一人で放浪しました。
そして、旅の最終日になっても法律を勉強したいという気持ちになれなかったので、「こうなったら人生の舵をきり、法律家ではない道を目指そう」と決意しました。

旅から戻り、「とりあえずアルバイトでもしながら就活をしよう」と思い立ち、地元にあるITベンチャー企業にて、地域ポータルサイトの企画・営業のアルバイトを始めました。
当時、その会社のメンバーは、役員2人・正社員1人・パートタイマー2人。
仕事は与えてもらうものではなく、自ら考え創り出していくもの」、という会社の気風が性に合い、自分で企画を立ち上げて地域のお店や企業に飛び込み営業をしたり、取材をしてブログ記事にまとめたり、ウェブサイトを利用した販促のコンサルをしたり…、時には苦しい思いをすることもありましたが、毎日仕事が楽しくて仕方がなく、気付けば2人目の正社員になっていました

正社員になって1年が経った頃、社長の思い付きで、当時全国的に流行りだした街コン(街おこし合コン)を自社で企画することになり、何もないところからスタートして、毎日夜遅くまで準備をし、男性1,000人×女性1,000人の街コンを成功させたことは、今でも忘れられない思い出です。

そんなこんなで、「これぞ私の天職!」と思いながら意気揚々と働いていた私ですが、司法試験の受験リミットがあと2年以内に2回(※)というところへ来て、ふと「もう一度チャレンジしてみよう」という気持ちが湧いてきました。
(※当時、司法試験は法科大学院卒業後5年以内に3回だけ受験できるという制度でした。)

そこで、仕事をしながら司法試験の勉強を再開し、約2年間のブランクに苦しみつつも、なんとか二度目の司法試験に合格することができました。

肩書も何もない裸一貫の社会人として懸命に奮闘したあの日々が、現在の私の仕事に対する姿勢の礎となっています。

企業法務への想い

2人目の正社員として地方のITベンチャー企業に就職し、その会社が当時取引先との間で結ぼうとしていた契約書を見て愕然としました
取引先は都内の大企業のはずなのに、先方から提示された契約書の内容はメチャクチャ。こちらのすべき業務の内容やどの時点で納品完了になるかという超重要事項が明確に定義されていなかったり、賠償責任などがこちらに一方的に不利な内容になっていたりしました。

また、中小企業同士で契約書を取り交わす際にも、ネット上の雛形をそのままコピペしてきただけのような、実際にトラブルが発生したら何の役にも立たなそうな契約書が相手方から出てきたこともありました。

このような中小企業の現状を目の当たりにし、「自分が法律面で会社をしっかりと守りたい」という気持ちが強くなり、契約書から細かい規約や申込書に至るまで、万一トラブルが起きても会社が不利な立場にならないよう、一言一句入念に作り込みました。

また、経営者と近い距離で働く中で、一人で全責任を負って会社を導く経営者の孤独に触れ、「日頃から経営者の身近にいて、少しでも経営者を支えられる存在になりたい」と考えるようになりました。

これらの気持ちの根底には、経営者に対する深い尊敬と憧れの念があります。
(この想いが高じて、生涯の伴侶にまで経営者を選んだため、仕事でもプライベートでも四六時中経営者と共に過ごしています。)

弁護士となった今でも、この気持ちは変わらず、企業法務を専門とする法律事務所に所属し、クライアント企業を守るために、そして経営者の皆様にとって身近な支えとなれるよう、日々精進しております

労務への想い

会社の規模を問わず、経営者にとっては、従業員とのトラブルが一番の悩みのタネであることが多いように感じます。

使用者と労働者の関係は、恋愛関係に似ています。相思相愛で雇用契約が始まり、上手くいっている間はお互いに多少の事には目をつぶることができますが、一旦こじれると泥沼化しがちです。

通常、弁護士に相談が来るのは、こじれて泥沼化した後なのですが、その時点では会社はすでに法的に非常に劣勢な立場にあることがほとんどです。
そして、場合によっては何千万円もの損害賠償請求をされ、会社の経営が一気に窮地に立たされることもあります。

日頃から弁護士が顧問として関わり、トラブルを予防するような職場作りをしたり、トラブルが発生しても早い段階で適切に対応したりすることで、労働者は安心して働くことができますし、会社を法的リスクから守ることもできます。

労使間の相思相愛を上手く保っていくお手伝いができることが、まさに労務に携わる醍醐味だと感じています。

テレワークへの想い

私は2016年から日本テレワーク協会・日本テレワーク学会に加入し、様々な会社のテレワークの取り組みを視察しつつ、テレワークの労務管理について研究してまいりました。

ここまでテレワークに興味を持って取り組んでいる弁護士は非常に珍しく、どこへ行っても、「なぜ弁護士さんが?」とよく言われます。

その理由は、端的に、「自分がテレワークをするのが好きで、この働き方がどんどん広まっていけば良いな」と考えているからです。

私は、働くことが好きで、それと同じくらい、色々な場所を訪れて刺激を受けることが好きで、その両方を実現できるのがテレワークという働き方でした。
ITベンチャー企業に勤めていた頃は、パソコン一つあればどこでも仕事ができたため、かなり自由にテレワークを楽しんでいました。

弁護士になってからは、紙媒体の資料も多く、基本的に事務所で働くようになりましたが、第一子を出産し、保育園に入れられるまでの間は、情報セキュリティー的に問題のない範囲で自宅でテレワークをしていました。

働きたいけれど色々な場所にも行ってみたい
職場には出れないけれど働きたい
多様な働き方を可能にし、ひいては多様な生き方を可能にしてくれる、テレワークの素晴らしさを、身をもって実感してまいりました。

一昔前までは、テレワークは子育て中の社員への福利厚生制度のように考えられていましたが、最近では、生産性を上げたり良い人材を獲得するための手段として積極的にテレワーク制度を導入する企業が増えています。

このような企業を法的にサポートし、より多くの方々がテレワークという働き方を選択でき、ひいては多様な生き方を選択できる社会の実現に少しでも貢献できれば良いなと考えています。

仕事のスピードへのこだわり

ITベンチャーの企画営業職から弁護士へ転身し、最も印象的だったのは、弁護士の世界ではいまだに先生業としての意識が強く、メールをしてもなかなか返事を返さなかったり、お客様から催促の連絡が入ってはじめて仕事にとりかかるなど、通常のビジネスではありえないような仕事のやり方がはびこっているという点でした。

私は、ビジネスにおいて「スピードの早さは誠実さ」だと考えています。

ご連絡をいただいたらすぐにレスポンスをすること、
お客様のご期待以上のスピードで質の高い仕事をすること、
社会人として当たり前のことを、しっかりと実行していくことで、お客様との信頼関係を築いていきたいと思っております。